SPC連結の影響

セキュアード・キャピタル・ジャパンが自己資本比率50%切るし、SPC連結の影響が最近気になります。
特にダヴィンチ・アドバイザーズの決算発表は鮮烈でしたね。

自己資本比率2.4%囹

総資産がおよそ9000億円なのでかなりのファンドが連結されたのではないでしょうか?
SPCを支配力基準及び影響力基準で素直に連結するとこうなってしまうのでしょう。

この決算発表ができるのはある意味すごいと思いました。
というのも他の各社は一部連結にとどめ、言葉は悪いですが、いわば「半落ち」状態です。
ダヴィンチが先手を切ったことで他の各社も自己資本比率1桁決算を連発してくる可能性が高くなったのではないでしょうか?

自己資本比率2.4%は財務的に危険な水準だ!と思った人はちょっと短絡的では?と思います。

何故、こんな水準まで自己資本比率が急激に低下しまうのでしょう?続きを読むで。

 


例えば
負債:2,000百万円
株主資本:8,000百万円
の企業Aがあります。
自己資本比率は80%で健全な企業です。

A社は1000億円ファンドを1本運用しています。
内訳は以下の通りです。
ノンリコースローン:80,000百万円
外部投資家からの出資金:19,000百万円
A社による自己投資:1,000百万円

このファンドに対するA社の出資比率は5%ですが、支配力基準及び影響力基準に則り、連結することとしました。

連結後は
負債:82,000百万円
純資産;27,000百万円
となり、純資産比率は24.8%

24.8%だったら、不動産業と見なせば妥当でしょう。

ところで純資産の内訳ですが、
少数株主持分:19,000百万円
株主資本:8,000百万円

実は自己資本比率は純資産を用いず、この株主資本を用いるのです!
するとA社の自己資本比率は7.3%に一気に急降下します。

SPCの出資金は優先株の様に負債的性質があるわけではないので、自己資本比率で財務状況は判断できないと思います。

ということで今後、流動化各社の財務状況を見るときは自己資本比率ではなく純資産比率を見るのがいいかと思います。

SPC連結化が進むと、SPC間転がしで見かけ上、利益を上げているのでは?といった不安がなくなって良いかと思います。
反面、半落ち企業は常にその疑念を持たれることになります。

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このページは、zillionaireが2007年2月17日 23:25に書いたブログ記事です。

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