昔のパソコンのデータを整理してたら学生時代に公開していたHPのネタが出てきました。今見ると何ともひどい内容ですが、1個だけ面白いのが見つかりました。それがPERとPBRを合わせた指標です。
当時の私はPERの「株価が一株利益の何年分です」という指標に物理的意味はまったくないと思っていたのと(割安性を判断する上で物理的意味は関係ないですけどね)、フローベースのPERとストックベースのPBRを合わせた指標があってもいいと学生なりに思っていたのでしょう。
まず株価は将来期待される一株純資産であるとします。
すなわち株価は一株純資産に予想一株利益のD年分を見込んでいるとすると以下の式が成り立ちます。
株価=一株純資産+予想一株利益×D・・・(1)
(1)をDについて解くと..長くなったので、続きを読むで
D=(株価-一株純資産)/予想一株利益・・・(2)
となってさらにごちゃごちゃ変形していくと
D=予想PER×(1-1/実績PBR)・・・(3)
となってPERとPBRを合わせた指標になりました。
(ROEを使うとさらにシンプルになります)
D=1だとちょうど1年後のBPSを期待されているということになります。
PER同様、黒字企業の場合はこの値が小さいほど割安になります。
赤字企業の場合は大きいほど割安になります。
(2)式を見るとわかりますが、確かにDには物理的意味があります。
「株価-一株純資産」が将来期待される純資産の増分であり、それを予想一株利益のD年で達成できると市場は見込んでいるという意味になります。
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今これを読み返して思うのが、例えばD=3と出るとすると、3年間同じ利益で推移することが前提となっていて成長率が加味されていません。
これを成長率Gを加味した上で、株価が一株純資産に予想一株利益のD’年分見込んでいるかという式に直してみます。
株価=一株純資産+Σn=1D’予想一株利益×Gn-1・・・(1’)
(1’)をD’について解くと、Dを用いて
D’=logG(1-(1-G)D)・・・(2’)
となります。
D’を用いると持ち株の中ではPERやPBRが最も割高のリサ・パートナーズが最も割安となりました。
トヨタを見てみるとD’=3と出ます。試したい方は(2’)と(3)をエクセルで組むか、以下でどうぞ。









PERとPBRの組み合わせは常にイメージしていますが、
株価=一株純資産+予想一株利益×D
は確かに1つの答えですね。
EPSに成長性で変化をつけて・・・というのまではわかりますが、シグマと対数が分からねぇです(笑)。が、
いろいろ数字を打ち込んで、なんとなくイメージはつかめました。
PER20、PBR2.0、G=10%(1.1)で、D=10、D'=7.3ですか。
高PERの株がなぜ高PERなのかという証明になるような気がしました。
いろいろ数字を打ち込んでいただけると、作った甲斐があります
(1’)のΣの部分は
EPS+EPS*G+EPS*G^2+EPS*G^3+...
で、等比数列の和です。
高校で習ったはずなので、わからないのではなく、忘れてるだけだと思います。
自分も等比数列の和とか対数の底の変換とか頭からきれいさっぱり消去されてて、Wikipediaで調べました。
数列http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%88%97
対数http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E6%95%B0%E9%96%A2%E6%95%B0